スンデクッパでイヨルチヨル(以熱治熱)
当ブログにようこそお越しくださいました😊
日韓夫婦の蓬(yomogi)と申します。
今回は、韓国の夏の風物詩「以熱治熱」이열치열(イヨルチヨル)で、フレッシュ!夏の扉を開けたお話です🌞
夏は冷たい食べ物や飲み物で内臓が冷え、さらに冷房で思っているより体が冷えるので、理にかなってますよね🧊
ぐつぐつ煮立ったチゲ・クッパなども、オムクと同じように季節関係なく年中、定番メニューとして食べられています。
このことをナンピョン(夫)に教えてもらい、イヨルチヨルとして순대국밥(スンデクッパ)を作って食べよう!ということになりました。
スンデをコムタンに入れ、おじやにしていただくのがスンデクッパです。
調理手順は以下のとおり簡単に。入れて煮るだけ。
コムタン➡セウジョッ➡トゥルケカル➡スンデ➡ネギ➡ニラ➡ごはん
調理過程をまずスンデから、このビジュアルに引かないでください😅
🐽순대(スンデ)=豚の腸の中に豚の血・耳・頭の肉・内臓、もち米、春雨、香味野菜、香辛料などを詰めて蒸した(茹でた)ソーセージ(お店によって材料が異なります)
🐍スンデ(1kg)とぐろを巻いた蛇のようです。
接写すると色味といい質感といいクリーチャーみがあります。
切ってゆでると包んでいた腸が縮まり千切れて、断面から春雨が触手のように飛び出します(末尾の写真をご覧ください)
🐮곰탕 (コムタン)または곰국(コムクッ)=牛肉・脚の骨・内臓などを長時間 煮込んだスープ(お店によって材料が異なります)
⇅参照LINE日本語訳
コムタンは透明なものと白濁しているものがありますが、こちらは乳白色でとろとろしていました。
白さの理由は、牛骨コラーゲン、お米、牛乳などお店によって色々あります。
この袋は、들깨가루(トゥルケカル)=エゴマの実の粉末です。
エゴマの葉ほど強い香りはせず、香ばしくシソに似た香りがします。
トゥルケカルが、コムタンやスンデの気になるところ(動物性の匂い・油っぽさ・血生臭さ)をまろやかにしてくれます。(この後に入れる薬味もその役割があります)
今回の味付けの調味料は、セウジョッ(새우젓)またはセウチョッカル(새우젓갈) =アミの塩辛のみ。
科学調味料ではない天然素材のエキスです🦐発酵していますが、気になる匂いはありません。そのまま口にするとかなりしょっぱいです😝
大体1kgの容量で売っていますが、一番小さいサイズ(160g)を買いました。
🦩フラミンゴみたいな色で、かわいいお目々と長いおひげついてる生エビ❤
これで韓国人のソウルフード「スンデクッパ」の出来上がりです🙌
🧂お好みで、塩、アミの塩辛、黒胡椒を入れ、味を調えます🍚
本来なら生ニラを食べる直前に入れるのですが、ストックがなく薬味はネギのみ。
最低限の材料で作りましたが、お店で食べるスンデクッパの味と近かったです😋
熱々の料理をしっかり食べて発汗した後、風が火照った頬を撫でるのがいつもより気持ち良く感じられました。食後はすぐ眠くなりがちなのですが、不思議と冴えています。
この夏はイヨルチヨルでのりきろうと思えた日でした。
ということで、ここまでお付き合いありがとうございます😌
またどうぞよしなに。